不動産会社へ行く前にやるべきことって何かありますか?

結論から言えば、現在の置かれている状況を把握して、ファイナンシャルプランナーの査定書をもって、不動産会社を訪ねるのがよい。

不動産会社へ行く前には、何か売り物件の情報を、チラシや住宅情報誌、WEBサイト等で見て、行くことになる場合が大半だ。すぐに電話をして不動産会社を訪ねていくのはやめたほうがいい。情報を流すために、不動産会社はたくさんの費用をかけている。その反響できた人や連絡をしてきた人を逃そうとしない。広告費用を回収するためだ。また、ほとんどの会社で固定給プラス歩合給の給与体系を採用している。営業員は必死だ。もちろん売り主のために売ってあげたいと思っているのも事実。つまり、そこには売らんかな精神しか存在しない。そんな中に無防備に飛び込んで行ったら、買わざるを得なくなる。買って問題ない環境にある人はそれでもいい。しかし、環境が満たされてないまま購入すると後で痛い目に合うことになる。

では、環境とは何か。年齢、家族数、年収、勤務先、金利、お子さんの年齢、お子さんの教育についての考え方、ご両親の年齢、現在の生活費の額等々を言う。資産インフレの時代は、経済成長が伴っていたので年収も年々上がり、多少無理して買った人でもなんとかなった。今は、資産デフレと低成長経済。年収も減るか、横ばい状態。ご家庭があれば、お子さんは年々成長し、教育費も増大。ご両親も年々加齢して退職したり病気したりする。場合によってはご両親の持ち家に同居することもありうる。資産デフレということは、親と同居するため自宅を処分しても不動産の根が下がるので、頭金の少ない人は売っても借金が残る。このように、想定すべきことを想定しない、つまり環境を無視して購入すると、悲惨な結果も起こりうる。では、この環境についてご夫婦で考えて的確な答えを導けるかというと、非常にむづかしい。堂々巡りするか、めんどくさくなるのがおちだ。私は、フィナンシャルプランナーにすべてを相談することを進める。できればセカンドオピニオンとして二人のファイナンシャルプランナーに相談することがベター。

その結果をよく吟味して、ファイナンシャルプランナーの指導を守ることが重要だ。それで、住宅ローンをいくらまで借りても大丈夫だとなった金額プラス自己資金で、物件を探し始める。あるいは、信頼のおける不動産会社に、その査定書を見せて物件を探してもらうことも可能。いや、むしろそのほうがよい。ファイナンシャルプランナーに相談している過程で、今後の生活スタイル、あるいは、心構え、教育費の考え方など将来の自分に役立つ考え方も身につき、夫婦で同じ考えを持てるようになるので一石二鳥にも三鳥にもなるのでお勧め。できれば、2~3か月かけて、物件情報を集めてみる。そして、良いと思った物件情報の一覧表と様々な割り算の結果を加えて作成すると、相場観を養えるうえに、どれが安いのか、高いのかもわかるようになる。例えば、戸建て住宅ならば 価格÷建物面積で㎡当たりの価格、マンションも同様、更に管理費÷面積、修繕積立金÷面積 などである。それをもって不動産会社に行って、紹介してもらう物件を比べてみる。その一覧表をよく見比べていると、買わないほうが良い物件かどうかわかるようになる。