不動産物件の見方 物件を案内された時どういう点に注意してみるべきか

・物件を知る入り口は、ネット情報・チラシ・情報誌から

不動産を購入する際、何がきっかけになったかという点は、人それぞれだと思います。たとえば、近所の売り出し物件のチラシを見て、散歩がてら見に行って、気に入り、担当者の説明を聞いて、自分でも買えそうだと思った、とか親からそろそろ買ったらどうだといわれ、情報誌を買ってみて、物件を見に行ったら気に入って買った、とか、父親の知り合いの不動産屋に一緒に行ってもらって、紹介された物件を買った、とかいろいろきっかけは違うと思います。

しかし、売り情報を知る窓口と言えるものは、だいぶ絞られてきます。知り合いから買った、とか、友達から買ったとかいう場合を除くと、チラシ、情報誌(ネットも含む)、不動産業者店頭の張り紙に大きく分かれると思います。特に今は、ネットからか、チラシ・情報誌からというのが主流だと思います。

チラシ・情報誌・ネット情報で意識するのは、価格と場所と広さ?

要するに、これら1次情報では、不動産の知識の少ない方はよくわからない。せいぜい、価格と場所と広さくらいしか頭に入りません。そこで、情報元に連絡をして、物件を見せてもらってはじめて、気に入るか、いらないかの判断ができる。しかし、その判断のもとになっているのは、駅からの距離、子供の学校の距離、部屋数、日当たり、価格、等日常生活の範囲内のことです。それはそれで構わないことと思います。ほかの商品に比べると、生まれてからずっと、人は必ず家で生活していたわけです。つまり、ずっと愛用者だったわけです。したがって、だれもが土地や家の良し悪しの判断能力は持っているのです。

何故あとで後悔したり、紛争沙汰になったりするのか?

チラシなどではうかがい知れない物件に対する業者の説明不足が多いのでは?

ではなぜ、後になって、後悔したり、裁判沙汰になったりするのでしょうか?それは、不動産会社の担当者の説明不足に尽きると思います。宅建業法では、説明すべき重要事項というのが定められています。そこでは、売る側に不利になることも説明しなければなりません。そこを怠っていることが多いのではないでしょうか。

また、中古の家を取引する場合、事前の調査で分からない点が多いということもあります。たとえば、ガス管が古くなっていたとか、雨漏りしているのを売り主側が不動産会社に言うのを怠っていて、担当者も気が付かなかったとかです。

中古住宅の売買での買う側の不安

平成30年4月1日施行 インスペクション

宅建法の一部を改正 インスペクションの活用始まる。

一口に言って、インスペクションとは、既存住宅の流通市場を活性化し安全な取引環境の整備を図るため、建物状況調査(インスペクション)の活用等を内容とする、ということである。中古に限らず、新築も対象になる。

これにより、建物のトラブルはかなり減少すると期待される。この制度を積極的に活用されることを勧めます。まだ施行前なので、具体的には何も顕在化していませんが、来年4月から重要事項説明書に記載しなければならないので、必ず、宅建取引士が説明してくれます。

これで少しは、購入する方も安心するはずです。しかし、これはこれで新たな問題が発生します。それは、建物状況調査をする人の技量とか、調査会社の誠実さとか、その種の問題が起こり得ます。これを防ぐには、できれば不動産購入のかなり前から、不動産とお金に関する専門家の相談を受けることです。

http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo16_hh_000143.html

 

大きな買い物をするときは、専門家に事前相談するのが一番

不動産コンサルタントに相談

不動産については、不動産会社ではなく、コンサルタントだけで生活?している人を探すことです。今はまだ、専業でやっている人は非常に少ないですが、大きな買い物で、一生に1回か2回ぐらいしか不動産取引を経験しない人がほとんどです。たとえば、他の商品、洋服とかを繰り返し購入できる人は、次第に知識も付いてきますが、不動産・建築の場合は、経験が少ないので、ずっと素人状態のままです。ですから、お金は多少かかるかもしれませんが、専門家に事前に相談することをお勧めします。

ファイナンシャルプランナーに相談

お金の専門家は、ファイナンシャルプランナーになります。世の中には、実力以上のローンを組んで、破たんに追い込まれる人が多数います。物件を見て気に入ると、だれしも冷静さを失って、つい無理をしてしまいます。特に初めて不動産を購入する方は、現状は把握していても、将来のことまではなかなか予測できません。その点ファイナンシャルプランナーは、「将来こういう状況が発生する可能性が高いので、毎月の返済を少なくするか、ボーナス返済を少なくするよう」アドバイスします。

不動産コンサルタントは、何年後に、設備を取り換えたり、外壁を塗装したりする修繕費を見込む必要があるが、どのくらいこの先預金できますか?という提案?をしてくれる。インスペクションが普及していくとすれば、将来、欧米のように、頻繁にリフォームして、当初の価値を維持しなければならなくなる時代が来ます。それにはかなりの費用が掛かります。素人では、想像できません。

このように予防策をしっかりとれば、かなりの確率で、破たんするのを防ぐことができるので、お勧めです。