紛争事例   不動産取引ではどんな紛争が起こっているか?2

権利関係にかかわる紛争事例

契約1(契約の締結、手付解除、ローン特約等)

  1. 「買付証明書」と「売渡承諾書」の交換で売買契約は成立したか。
  2. 宅建業者の正確な情報を提供すべき義務
  3. 宅建業者が、買主の資金計画を知っていてローン特約を付さなかった。
  4. 宅建業者の不注意でローン特約条項の解除期限を徒過した。
  5. 手付解除の期限について2つの解釈が可能な契約条項。
  6. 契約締結の直前になって契約締結をやめた者の責任
  7. 数量指示売買に当たるとして売買代金が減額された
  8. 花火の観望を妨げる行為を売り主自ら行い慰謝料請求が認められた
  9. 解約手付による解除が可能な時期
  10. 賃借建物の通常損耗について賃借人が原状回復義務を負うための要件
  11. マンション賃借人の迷惑行為
  12. 更新後の賃貸借契約における連帯保証人の責任
  13. 自力救済条項を根拠に室内に侵入
  14. 賃料自動増額特約と地代等増減請求権
  15. 通常損耗をも除去原状回復条項が有効とされた

契約2(隠れた瑕疵)

  1. 売買された土地について土壌汚染が判明した
  2. かつて存在した建物内での8年半前の殺人事件が隠れた瑕疵に当たる
  3. 暴力団組員が居住するマンションでの迷惑行為が瑕疵
  4. 建物内での6か月前の自殺が判明した
  5. 中古住宅の屋根裏に多数のコウモリが住む瑕疵
  6. 外壁タイルの剥落で売主の瑕疵担保責任が追及された
  7. 瑕疵担保責任の免除特約の適用範囲
  8. 地中から大量のコンクリート塊等の障害物
  9. 隣人と共有共用の排水管等の存在と悪意の売主の瑕疵担保責任

媒介報酬請求権に関する紛争事例

  1. 賃貸借契約において媒介報酬とは別に広告宣伝費を受領した
  2. 瑕疵ある媒介行為における媒介報酬請求権の発生の有無
  3. 条例上の制限の調査を怠った場合の媒介報酬請求権
  4. 売買契約が買主の手付放棄により解除された場合の媒介報酬請求
  5. 媒介契約が合意解除された場合の媒介報酬請求の可否
  6. 排除された媒介業者の媒介報酬請求権

以上のように様々な紛争が不動産取引でも生じています。これを、にわか勉強だけで防ぐのは不可能です。どんな取引でも、仲介業者あるいは売主との間に信頼関係がないと、何を言われても信用できなく、買う際に不安になって、あきらめてしまうことも多いかと思います。

やめれば被害にあわず、結果往来ですが、信頼をおけないまま契約にまで進むと、紛争になったりする場合も多いと思います。

買いたい気分に任せて突き進むよりは、専門家に相談して、冷静に考えて行動すれば、まず失敗することはなくなります。

不動産は高額なので、一度失敗すると立ち直るまでかなりの期間が必要です。期間だけでなく、金額的にも精神的にも、かなりの負担になります。また周囲の、特に親族への影響もはかり知りません。

ぜひ、専門家に事前に相談してください。

相談する時期ですが、ファイナンシャルプランナーには、結婚前から相談してみることを勧めます。不動産コンサルタントへの相談は、買う意思を固めてからでも遅くありません。

ファイナンシャルプランナーには、費用は相談料だけですので、安く済むはずです。必ず人生を送っていくうえでプラスになります。

少なくとも、不動産とお金に関してはいつも専門家に相談して、失敗しないよう予防を心掛けてください。