紛争事例   不動産取引ではどんな紛争が起こっているか?

不動産の取引では、様々な紛争が起こっている。これらを記憶して、購入前に思い起こしていただければ、被害にあわないで済みます。ぜひよく読んでください。

紛争事例は、6つに分類できます。

  1. 面接・現地・公簿等の調査の不備が原因とされる紛争事例
  2. 法令上の制限調査等の不備が原因とされる紛争事例
  3. 媒介契約関連の不備が原因とされる紛争事例
  4. 広告表示の不備が原因とされる紛争事例
  5. 重要事項、重要な事項での不備が原因とされる紛争事例
  6. 権利関係にかかわる紛争事例
  1. 面接・現地・公簿等の調査の不備が原因とされる紛争事例とは

詳細な説明はいずれこのブログでするとして、項目だけで説明すると、次のようになります。

  1. 宅建業者(以下、業者という)が、売主の売却権限等の調査・説明を怠った。
  2. 業者が代理人の代理権の確認を怠った。
  3. 業者が、売主の白紙委任状についての確認を怠った。
  4. 業者が、境界確定においての隣地所有者への確認を怠った。
  5. 業者が、物件と私道との間に存在する第三者の土地の調査を怠り、角地と説明した。
  6. 業者が、マンション全体の滞納修繕積立金の調査確認を怠った。
  7. 業者が、マンションの大規模修繕工事計画の調査確認漏れ。
  8. 業者が、隣地経由で引き込まれた水道管の調査漏れ等。
  9. 業者が、敷地内に存在する隣地の排水管の調査漏れ。
  10. 業者が、駐車場の自家用車の出し入れが困難であった。
  11. 業者が、根抵当権の調査確認を怠った。
  12. 売主が現況調査を拒否した場合の媒介業者の責任。
  13. 業者が、賃貸物件の媒介で抵当権の調査を怠った。
  14. 業者が、差押登記の調査を怠った。

法令上の制限調査等の不備が原因とされる紛争事例

  1. 業者が、市街化調整区域の法令上の制限調査を怠った。
  2. 業者が、都市計画道路の調査を怠った。
  3. 業者が、がけ地の法令制限や県条例、指導方針に基づく規制の調査不備
  4. 業者が、区の指導要綱の調査を怠った。
  5. 業者が、位置指定道路に係る負担面積の調査漏れ。
  6. 業者が、接道義務違反住宅を建売住宅として販売した。
  7. 建物再建築ができないことによる損害賠償請求と消滅時効
  8. 業者が、土地区画整理法の制限等の調査を怠った。
  9. 業者が、急傾斜地法、文化財保護法による制限の調査を怠った。

媒介契約関連の不備が原因とされる紛争事例

  1. 業者が、不適切な媒介契約書を作成、使用した
  2. 媒介契約が成立しているか否かで争いになり、媒介手数料の請求は認められないとされた
  3. 直接に媒介委任関係のない媒介業者が注意義務違反を問われた
  4. 業者が、賃貸借媒介時の「預り金」の返還請求に応じない

広告表示の不備が原因とされる紛争事例

  1. 業者が、インターネット上のウエブサイトで多数の虚偽表示
  2. 業者が、未完成マンションのパンフレットに「窓」があると誤記して説明した
  3. 契約書に明記されていなくとも広告での表現が有効とされた
  4. 業者が、未完成マンションのパンフレット等に全戸南向きと不正確な表示をした

重要事項、重要な事項での不備が原因とされる紛争事例

  1. 業者が使用した重要事項説明書様式に不備があり行政処分を受けた
  2. 業者が、従前から知っていた雨漏りを不告知
  3. 業者が、建物の台所の一部の焼損を看過して媒介
  4. 業者が、大規模なコンクリート擁壁の建設計画を不告知
  5. 業者が、中古マンションの媒介でルーフバルコニーの木造増築部分が違法建築であることの不告知
  6. 業者が、ごみ置き場に関する説明が不十分であった
  7. 業者が、斜線制限・高度規制を説明しないまま契約
  8. 業者が、マンションの防火扉の操作方法を説明しなかった
  9. 業者が、マンションの南側隣地の建築計画を不告知
  10. 業者が、マンションの真下のポンプ室の騒音を不実告知
  11. 業者が、中古マンションの売買で建築予定ビルに関する日照を誤って説明
  12. 業者が、新築建売住宅で軟弱地盤の不告知・不実告知
  13. 業者が、隣人が過度の子供嫌いであることを説明しなかった
  14. 業者が、第三者所有地の通行承諾が簡単に得られると軽信した
  15. 業者が、「全戸オーシャンビューである」と不正確な説明を行った
  16. 業者が、ペット飼育の可否につき正確な情報提供を怠った

次回に続く